どの程度までが微量放射線と呼べるか?

以下の田母神氏の発言が気になったので調べてみた。
世田谷区で毎時2.7マイクロシーベルトの放射線が計測されたということを危険だとマスコミが煽っています。全く気にする必要はありません。その1万倍の放射線でも24時間、365日浴び続けても健康上有益なだけです。

毎時2.7マイクロシーベルトの1万倍は、27000マイクロシーベルト(=27ミリシーベルト)である。これを24時間365日浴びるとなると、年間で約24万ミリシーベルトとなる。これって結構大きい気がするんだけど、本当に大丈夫なんだろうか?

一時的に大量の全身被爆をすると死亡することはよく知られている。以下の中部電力の資料によると7000ミリシーベルトぐらいで100%死亡の域に入ってしまう。

先ほどの24万ミリシーベルトという値は、この100%死亡域よりもはるかに大きい値であるが、問題は、毎時2.7マイクロシーベルトが微量(低レベル)放射線か否かということである。

以前のエントリで書いたとおり、微量の放射線被爆であれば、体の免疫力が高まり、健康上有益になるという研究結果が発表されている。では、微量放射線被爆と大量被爆の境目はどのくらいにあるのだろうか?

調べてみると、以下のページにいろいろな研究者の意見がリストアップされている。

http://nangoku851.at.webry.info/201108/article_22.html

このページの下の方に、「毎時10ミリシーベルトまでは間違いなく問題なく(「パーフェクト」)、毎時100ミリシーベルトも大丈夫そうだ」という、研究者の主張がまとめられている。もちろんここで言う「問題ない」とは、「人体にとって有害どころか有益」という意味だ。

この主張は、前述の大量の放射線被爆のゲージチャートと整合性がとれているように思う。このゲージチャートの値を一時の大量被爆における影響として捉えると、このゲージの一番下の値以下は微量の被爆として考えてもよさそうだ。このゲージ上も毎時100ミリシーベルトでは「臨床症状が確認されていない」とある。

したがって、毎時100ミリシーベルトまでは微量放射線として考えてもよさそうだ。冒頭の田母神氏の発言もこの値の範囲内に収まっており、合理的なものといえるだろう。

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